能研について

日本で唯一の流派混在能楽サークル

学習院大学能楽研究会は1964年(昭和39年)、大学の宝生会に女子部の金春流が加わり学習院能楽研究会として組織されました。

現在は学習院大学生のみでの活動を続けており、大学内では学習院大学能楽研究会として活動しています。


第53代委員長 國枝 洸希(くにえだ こうき)

能に本気、遊びも本気。

それが能研。

能研は金春(こんぱる)流と宝生(ほうしょう)流の2流派が混合になった、他に類を見ないサークルです。

ここには互いの流派が刺激しあうことで切磋琢磨することが出来る環境があります。

練習は部活並み

一般的なサークルに比べると、能研は練習量がとても豊富です。

月水金の夕方1時間。舞台発表の前には特別に練習時間を設けます。

集団で声を合わせて演じる「謡(うたい)」は、仲間と一体となる喜びが感じられ、

個人で行う「仕舞(しまい)」は、果てしない緊張の中で演じる楽しみを覚えます。

対外的に舞台発表を行う以上、しっかり練習に取り組みます。

そして苦労して迎えた舞台発表の打ち上げは、一生の思い出になります。

 

遊びにも手を抜かない

能研には一年中さまざまな行事があります。

入会してすぐにハイキング。本気でドッヂボールをしたのは小学校以来でした。

夏は湖畔で合宿をします。毎日ボートに乗って、キャンプファイヤー、肝試し、演芸会、宴会など。もちろん練習もしっかり行います。

秋は大学祭、そのあとはまたハイキング。引退する先輩たちと精一杯遊び尽くします。

冬はクリスマスパーティ。そして春にはまた楽しい合宿があります。

能研には、練習後にも集まってくる場所があります。そこで遅くまで、時には朝まで語り合うことで互いの人間を深く知ります。

一緒に苦しみ、一緒に楽しんだ仲間というのは本当の仲間です。

その仲間たちと、一人では出来ないことを達成する喜びは書き表せないくらい大きいと私は感じました。

無題

平成26年11月3日 於:学習院能楽堂

能研には、遊びも能も手を抜かず真剣にやる仲間がいます。

本当に充実した学生生活を送りたいのなら、ぜひとも能研のドアを叩いてください。


サークル沿革

1963年
宝生会が同好会から愛好会へと格下げする。
1964年
女子部の金春流が合流し、学習院能楽研究会誕生。
1965年
スカイサウンズクラブと同居しての部室の利用許可を申請し、許可される。同年会報「松風」創刊。
2014年
創立50周年を迎える